薬の持ち込み2026:日本入国時の禁止成分・数量制限・輸入確認書の完全ガイド
✍️ wicwic編集部 · 2026/10/12時点で確認
結論(まとめ)
日本は世界でも最厳格な医薬品の持ち込み規制を持つ国のひとつで、判断基準はブランド名ではなく有効成分です。欧米で一般的な風邪薬(Sudafed、Actifed、Vicksインヘラー)に含まれるプソイドエフェドリンは覚醒剤原料に該当し、旅行者の持ち込みは事実上禁止。アデロール(Adderall)は処方箋があっても全面禁止で、米国人旅行者が逮捕された例もあります。結論:梱包前にすべての薬の成分表を確認し、数量制限を守り、超える場合は事前に輸入確認書を申請すること。
全面禁止——これらは持っていかない
- アデロールなどのアンフェタミン系覚醒剤:覚醒剤取締法により全面禁止。海外の有効な処方箋があっても不可。
- プソイドエフェドリン入りの市販薬:Sudafed、Actifed、Vicksインヘラーなどの風邪・鼻炎薬は覚醒剤原料に該当し、複数の領事館が持ち込み禁止を明示。
- コデイン入り咳止めシロップ(コデインが有効成分の場合)と大麻・CBD製品——2026年6月1日からCBNも禁止。
- ヘロイン、アヘン、覚醒剤、メタカロン:個人の持ち込みは一切不可。
数量制限(個人使用の範囲内は申請不要)
| 区分 | 上限 |
|---|---|
| 処方薬 | 1か月分 |
| 市販薬・ビタミン剤 | 2か月分 |
| 外用薬・化粧品 | 1品目24個以内 |
| 医療機器(吸入器など) | 1セット |
超過する場合は出発前に「輸入確認書」(Yunyu Kakunin-sho、旧Yakkan Shoumei)の取得が必要。空港での取得はできません。
量に関係なく事前許可が必要な薬
- 麻薬(モルヒネ、フェンタニル、オキシコドン、コデイン、トラマドール、ヒドロコドンなど):麻薬取締部門/地方厚生局への事前許可が必須。
- 覚醒剤原料(リスデキサンフェタミン/Vyvanseなど):事前許可が必要。
- 向精神薬(ジアゼパム、アルプラゾラム、ゾルピデム、メチルフェニデートなど):規定量以下(例:ジアゼパム1.2g以下)は許可不要。1か月分を超える場合は輸入確認書が必要。
輸入確認書の申請方法
- 少なくとも渡航の14日前(2〜4週間前推奨)に申請。
- 到着空港を管轄する地方厚生局へ提出(成田/羽田 → 関東信越厚生局)。
- 必要書類:3か月以内に発行された医師の診断書(氏名・住所・具体的な病名——「個人使用のため」だけでは不受理)、薬のリストと用量、医師の署名と日付。加えて包装の写真、パスポート、処方箋。
- 薬は本人が携行し、元の包装のまま。税関で確認書を提示。規制薬物を携行する場合は赤の申告レーンを利用。
漢方薬・中成薬:成分で判断
中国人・台湾人旅行者も同じルール——成分ごとの照合です:麻黄、エフェドリン/プソイドエフェドリン、麝香、蟾酥、虎骨、犀角、熊胆を含む製剤は禁止または制限対象。制限成分を含まない通常の滋養強壮系中成薬は個人使用量内で持ち込み可能です。元の包装は必ず保管。ラベルなしのばら売り薬は没収されることがあります。
実用的なアドバイス
- 元の包装と説明書を保管。ラベルなしの錠剤は絶対に持ち込まない。
- 処方薬は処方箋を携帯(英語・日本語訳付きが望ましい)。
- 正直に申告:税関申告書の医薬品欄にチェック(Visit Japan Webで事前申告も可)。自発的に申告したミスは罰金なし、隠蔽は処罰対象になり得ます。
- 個人使用量を超えないこと——超過分は没収、重大な場合は罰金。
- 日本国内で薬の転売・譲渡は不可。
よくある質問
Sudafedは本当に持ち込めない? はい——プソイドエフェドリン製品は覚醒剤原料に該当し、複数の公式領事館ページで禁止と明記されています。現地で日本の市販薬を購入してください。
ADHDの薬(アデロール/Vyvanse)を服用中です。 アデロールは全面禁止。Vyvanse(リスデキサンフェタミン)は事前許可が必要——数週間前から申請を始めるか、主治医と代替薬を相談してください。
降圧薬は持ち込める? 通常の処方薬は1か月分以内・元の包装・処方箋付きで問題ありません。1か月を超える場合は輸入確認書が必要。
禁止成分が見つかったら? 最低でも没収。覚醒剤・麻薬類は逮捕・刑事処分の可能性——成分チェックを真剣に。
出典:厚生労働省「医薬品を日本に持ち込む方へ」、麻薬取締部の申請ガイド・FAQ、在マイアミ/カルガリー日本国総領事館の医療ページ、税関の個人輸入FAQ。